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当荘について
「甑岩文芸荘(こしきいわぶんげいそう)以下、当荘」は、大正時代、千歳町に建てられ、その後、昭和9年(1934年)に現在の地、 毘沙門町へ移築された由緒ある純和風建築の日本家屋です。
昭和30年代ごろまでは当荘の周辺には民家もなく、段々畑が広がっており、主屋からは西宮の市街地や、大阪湾を一望することができました。
山の麓の傾斜地に双子のように建てられた当荘(東邸・西邸)はいずれも似た、つし2階造りで、屋根は入母屋造の桟瓦葺き、軒先は銅板葺き、外壁は真壁漆喰塗を基本とした、伝統的日本家屋の風情を残しています。
また、庭の自然を楽しむために建てられた数寄屋造の離れ座敷「遊楓亭」の庭園には、野石を使った園路があり、モミジ・樫・椿・モチノキなど、四季の個性を彩るさまざまな樹木と、そこに集う豊かな生物の営みを垣間見ることができます。
当荘は地形を活かした歴史的・建築的価値と、建物と庭園が一体となった美しい景観が地域の景観に大きく寄与しているとして、令和7年6月、「西宮市都市景観形成重要建築物」に指定され、今に残る古きよき西宮のまちの表情の一つとなっています。
詳しくは西宮市都市デザイン課WEBサイトをご覧ください。


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